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2001(平成13)年 芸予地震 概要


芸予地震
2001年3月24日 PM15:27 M6.7 46km
死者2人、重軽傷者289人
全壊家屋69棟、半壊家屋558棟、一部損壊家屋41,392棟、火災4件

■2001年 芸予地震の震度分布
芸予地震の震度分布
震度表
平成13年(2001年)3月24日(土)午後15時27分、広島県沖の安芸灘直下にあるフィリピン海プレートの深さ46kmを震源とする海溝型のプレート地震が発生した。広島県河内、大崎、熊野町で震度6弱、呉市、三原市、岩国市、柳井市などで震度5強、広島市や徳山市、山口市、松山市などで震度5弱を観測し、西日本の広い範囲で強い揺れを感じた。
呉市でブロック壁の下敷きとなり1人が圧死した。広島市や廿日市市の沿岸部では液状化現象が発生、愛媛県今治市ではマンションの1階部分が駐車場を押しつぶした。ピーク時には広島県を中心に40,786世帯で断水し、発生4日後の27日に復旧した。死者2人、負傷288人、全壊70棟、半壊774棟、一部損壊49,223棟。また、本震から二日後の3月26日(月)早朝5時41分には、マグニチュード5.2、広島県河内町で最大震度5強の余震も発生している。
各地の震度は以下の通り
震度6弱:広島県河内町・大崎町・熊野町 震度5強:広島県川尻町・倉橋町・府中町・下蒲刈町・能美町・三原市・広島市・海田町・音戸町・安芸津町・豊浜町・豊町・向島町・大柿町・千代田町・豊栄町・本郷町・呉市・黒瀬町・山口県和木町・阿東町・東和町・久賀町・大島町・岩国市・柳井市・大畠町・平生町・橘町・田布施町・愛媛県今治市・上浦町・大三島町・丹原町・松山市・波方町菊間町・吉海町・久万町・松前町・三瓶町・大西町・弓削町・砥部町・宇和町・吉田町・丹原町・生名村・岩城村

瀬戸内海は日本国内では比較的に地震の少ない地域のため、行政や住民の防災意識は余り高くない。安芸灘を震源とする芸予地震は、近年では、100年前(1905年)と60年前(1949年)と2001年の芸予地震が発生しているが、2001年の芸予地震の際に行われたアンケート調査で、驚く事に半数以上の住民が「過去の芸予地震の存在を知らなかった」という結果があったことを覚えています(出典は不知だがテレビ報道と思われる)。
2004年2月に、政府は、瀬戸内海の安芸灘~豊後水道までの海域で「M7.4の地震が今後30年以内に約40%の確率で発生する」と発表している。

広島県(安芸)や愛媛県(伊予)に被害を及ぼした主な地震
1649.3.17(慶安2年)安芸・伊予地震M7.0
1686.1.4(貞享2年)安芸・伊予地震M7.2
1707.10.28(宝永4年)宝永地震M8.4死者20,000人超
1854.12.24(安政1年)安政 南海地震M8.4死者30,000人超
1854.12.24(安政1年)伊予西部地震M7.5安政南海地震との被害区別できず
1857.10.12(安政4年)安芸・伊予地震M7.0死者5人
1905.6.2(明治38年)芸予地震M7.2死者11人
1946.12.21(昭和21年)南海地震M8.0死者1,330人
2001.3.24(平成13年)芸予地震M6.7死者2人
1905(明治38)年6月2日の芸予地震について
明治38年6月2日午後14時39分、瀬戸内海西部の安芸灘を震源とするM7.2の地震が発生した。広島県と愛媛県の瀬戸内海沿岸の広島市、呉市、江田島町、松山市、伊予市、山口県岩国市などで震度5~6、岡山県岡山市、香川県高松市などで震度4強。被害は広島県南部と愛媛県を瀬戸内海沿岸地域に集中し、広島県では死者11人、負傷160人、全壊56棟、半壊47棟。愛媛県では温泉群を中心に負傷17人、全壊8棟、半壊58棟を出した。最大の被害が生じたと考えられている広島県呉市は、当時、海軍の軍事施設があったために被害が明らかにされていない。尚、前兆と思われる小さな地震が明治36年(1903年)3月から続いており、1903年に9回、1904年に3回、1905年は本震前までに3回の有感地震が確認されていた。この地震の後の明治40年に有力5大損保会社で火災保険協会が設立される。

その他、地震(震災)に関する参考資料集

日本における「主な直下型地震の発生確率一覧」
日本における「主な海溝型地震の発生確率一覧」

東京都(全5,099地域)地震に強い地域・弱い地域ランキング

緊急地震速報について

2004年 新潟県中越地震 の震度分布
新潟県 中越地震


■1995年 阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)の震度分布
阪神淡路震災についてアンケート調査コメント集
阪神淡路震災(兵庫県南地震)


1923年 関東大震災の震度分布(大正関東地震)
関東大震災


■2001年 芸予地震の震度分布
2001年 芸予地震
■2003年 三陸南地震の震度分布
2003年 三陸南地震[M7.0]
三陸南地震の図は出典:内閣府[広報ぼうさい(No16号)]
●参考資料●相模トラフ沿いの地震活動[2004.8.23]

主な関東(首都圏)の地震年表

発生日名称規模死者負傷者
2005年7月23日千葉県北西部地震M6.0038
1992年2月2日東京湾南部地震M5.9034
1987年12月17日千葉県東方沖地震M6.72161
1956年 9月30日千葉県中部地震M6.304
1923年 9月 1日関東大震災  ●関東大震災 解説M7.9142,807103,733
1922年 4月26日浦賀水道地震M6.8223
1921年12月 8日茨城県南部地震M7.000
1915年11月16日房総半島群発地震M6.005
1895年 1月18日茨城県南部地震M7.2968
1894年10月 7日東京湾地震M6.700
1894年 6月20日明治 東京地震M7.031197
1855年11月11日安政 江戸地震M6.910,000多数
1853年 3月11日嘉永 小田原地震M6.7100多数
1782年 8月23日天明 小田原地震M7.0有り有り
1703年12月31日元禄地震M8.210,000多数
1697年11月25日元禄 鎌倉地震M6.5不明不明
1633年 3月 1日寛永 小田原地震M7.0150多数


※震度分布の画像について:
三陸南地震についての画像は、内閣府発行の広報誌[広報ぼうさい(No16号)]より画像引用しています。それ以外は、Seiさんのお店で作成したオリジナルです。
その為、三陸南地震の画像についてはHP等で使用・引用しないようにして下さい。それ以外の震度分布図の画像は、もしご入用でしたら、個人・法人問わずHP等で自由に利用下さって構いません。

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