第42回TSUNAGU食堂(2025年10月)報告紹介|サバイバルフーズの社会貢献活動
TSUNAGUプロジェクトでは、毎月の食堂開催以外に、25年保存可能な美味しい備蓄食「サバイバル®フーズ」やお米券を数カ所のこども食堂にお届けしています。
今後も全国に、サバイバルフーズを備蓄する子ども食堂が増えるように、私たちは支援を続けてまいります。
*TSUNAGU食堂報告紹介一覧はこちらから。
防災クイズ、LIONおくちからだプロジェクト
第42回TSUNAGU食堂報告 ~こども食堂の防災拠点化を目指して~
防災プログラム:今回の防災クイズでは、子どもたちの関心を特に引いた問題として「缶詰を開ける道具がないとき、意外に使えるものはどれ?」を出題。
選択肢は①フォーク、②コンクリートの地面、③包丁の背で、正解は②の「コンクリートの地面」でした。缶のフタをコンクリートに数十秒こすりつけると摩擦で封が緩み、軽く押すだけで簡単に開くという、海外のサバイバル訓練でも有名な方法です。子どもたちは「本当に開くの!?」と目を輝かせ、保護者からも「非常時に役立つ知識を楽しみながら学べるのは貴重ですね」といった声があがりました。安全面への注意点として、布や軍手を使って手を保護することも併せて学び、災害時に自分で考え行動する力を身につけるきっかけになりました。
この防災クイズを通じて、TSUNAGU食堂は単なる「学びの場」だけでなく、地域の子どもや住民が日常の中で防災を意識し、備える力を自然に育む重要な拠点としての役割を果たしています。
イベント内容と参加者の様子
雨模様の10月26日(日)80名のご家族にご参加いただきました。
初参加の方も含め、会場は子どもたちの元気な声と笑顔であふれ、スタッフや地域ボランティアと共に温かな雰囲気でスタート。オープニングでは、スタッフが「レベルアッププロフェッショナル」を練り込んだ手作りパウンドケーキを参加者全員に配布。普段は飲料として取り入れる栄養サポートをスイーツにアレンジすることで、苦手な子どもでもおいしく楽しみながら栄養を摂取できる体験となりました。「家でも作ってみたい!」といった声も多く、成長期支援飲料の新しい活用方法として関心を集めました。
続いて、LION様プレゼンツの「おくちからだプロジェクト」を実施。紙芝居やデコ歯ブラシ作りを通じて、子どもたちは「歯と口の健康」や自己肯定感向上の大切さを学びました。参加者全員が体験キットを使って実践し、「自分だけの歯ブラシを作れて嬉しい」「歯みがきゲームが楽しかった!」と笑顔あふれる時間となりました。親御さんからも「普段関心がなかった子が楽しそうに参加していた」との声が寄せられ、地域の教育的価値向上にもつながりました。
お弁当は釜利谷ふれあいカフェさん特製のハンバーグ弁当で、会場に笑顔が広がりました。お土産には、フードバンクかながわさんからジュース・お菓子・お米をご提供いただき、加えて「レベルアッププロフェッショナル」も配布。食を通じて子どもたちの成長を支える充実した一日となりました。
こども食堂×防災の取り組み
第42回の開催においても、防災知識の習得・健康と栄養教育・地域とのつながりの3つを柱に活動が行われました。
テーマは「食べること」「備えること」「つながること」。この3つを通じて、子どもたちが“日常の中で防災を学ぶ”きっかけを生み出しています。
防災クイズでは身近なものを活かして生き抜く知恵を学びながら、「自分で考え行動する力」を育む貴重な時間となりました。遊びを通じた学びの中で、子どもたちの防災への関心が自然と高まっていく姿が印象的でした。
また、健康・栄養教育の一環として、「レベルアッププロフェッショナル」を練り込んだ手作りスイーツが提供されました。成長期支援飲料としての栄養価を活かしつつ、スイーツとして美味しく楽しめる形にすることで、子どもたちにも“おいしく備える”体験を届けることができました。こうした工夫は、栄養補助食品が「日常の中の防災備蓄」として活用できる可能性を示すものでもあります。当社が提供するサバイバルフーズも、TSUNAGU食堂内で110食が備蓄されており、非常時には「地域の人が集まり、食を分かち合える場所」として機能しています。これは単なる備蓄支援にとどまらず、「食を通じた安心の共有」「地域防災文化の醸成」を目指す私たちの理念そのものです。
TSUNAGU食堂のような場で、子どもたちが学び、家庭で語り合い、地域で支え合う輪が広がっていることは、当社の支援が確かに地域の防災力強化や次世代の健やかな成長に貢献している証だと感じています。今後も、こうした活動を通じて“食でつながる安心”を広げてまいります。
素材提供:TSUNAGUプロジェクト 様

